免震構造の問題点は求められる精度によるコストに関わる部分が大きいですが、一方で魅力的な特徴も併せ持ちます。耐震構造・制震構造と比較してみましょう。
免震構造の問題点としては建物の構造にとても高い精密さが要求されるという点が挙げられます。 免震構造の建物の場合建物の階層による振動の差は生じなく、また家具・家財道具の転倒も抑えられるという 特徴がありますがこの免震構造を実現するためには高い精密さが必要となるという弱点もあります。 この免震構造実現のために高い精密さが要求されるというのは様々な問題点の原因となります、例えば 精密さが要求されるがために人員や用意日数がかなり多くかかってしまう、それ故にコストがとても高くなってしまうなど、 特に免震構造のコストはかなりのネックとなってしまっているようです、それに加えて高い精密さ故に メンテナンスにも高い精密さ・コストが要求されてしまいます。 また免震構造は精密さがあまりにも欠けた場合には逆に耐震性能に悪影響を与えてしまうようです。 このように免震構造はとても魅力的な特徴が有る一方で精密さが必要となり、それに起因する様々な問題点も あわせもつ構造といえます、勿論高い精密さが実現できた免震構造の場合には高い対震性能が期待できるでしょう。
免震構造とは耐震構造・制震構造と共に考えられる地震対策構造の事で地震対策構造として広く認知されていますが 免震構造独特の問題点もいくつか抱えています。 地震対策と言えば耐震構造が有名ですよね、耐震構造とは地震が発生した際に地震の力を受けても壊れない・倒壊しないような 構造の仕組みを指します、これに対して免震構造は地震が発生した際に地震の力をなるべく受けない・地震の力を分散したり 受け流すような構造のことを指します。 一方これに対して制震構造とは地震が発生した際に地震の力を吸収できる仕組みを取り入れることにより建物の破壊・倒壊を 防ぐ仕組みとなっています。 それぞれの構造にはそれぞれの長所・短所や問題点があり現在では耐震構造が一般的となっていますが免震構造・制震構造も それぞれ発達してきており問題点の解消やより扱いやすい構造へと変化してきています。
免震構造は住宅・マンション用の構造として広く利用されています、精密さに関わる問題点が有る一方で その耐震性能は魅力的と受け止められているようです。 免震構造には様々な問題点が有る一方で地震の揺れ・地震の力自体を免れる特徴があることから一般的な住宅の 耐震用途に加えて製造の分野に利用されることも多い構造です。 例えば精密機械を作る工場ではわずかなずれやミスが不良品へと繋がってしまいますよね、精密機械を作る工場に 小規模な地震が発生した場合、人への影響は無くても地震の影響で機械の作成工程に不具合が発生することは 容易に想像できます。 ここで免震構造の特徴が生かされてくるわけですね、免震構造は地震の力自体を免れる特徴があるため 工場が免震構造であれば地震による製造への影響を最小限に留めることが出来ます。 これは最近の私たちの生活にも大きく関わってきています、パソコンのハードディスクは振動にとても弱いものですが ハードディスクに免震構造の技術を応用することで振動によるデータの損失を防ぐことが可能となっています。